6.ホームページを作る人を決める ─ 社内か外注か
ホームページは通常HTML(Hypertext Markup Language; ハイパーテキスト・マークアップ・ランゲージ)と呼ばれる言語で記述されたテキストファイル(HTML文書)から成っています。このホームページを社内で作るか、外注で作るかが次に問題となります。
社内で作るのと外注で作るのと、どちらがよいかは、一概にいえません。
社内で制作する場合、ホームページ制作は予想以上に時間がかかることをわきまえておかなくてはなりません。簡単なホームページでかまわないという人もいるかもしれませんが、ホームページを開設すると、会社であれ個人であれ、アクセス数が気にかかります。そして徐々に、アクセス数増大のために、更新頻度を多くしたり、デザインを変更したり、あれこれ工夫しはじめます。内容にもよりますが、ホームページ制作・更新は一般に根気の要る作業となります。
外注の場合、業者独自のホームページ制作ソフトを使っているケースがあるので、使用ソフトやパソコンなど、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。業者のソフトと自社にあるソフトが異なるときは、のちほど自社でホームページを修正する場合など、見え方がおかしくならないかどうかチェックします。
ホームページ制作・更新時間を節約するためにいろいろな方法が考えられています。たとえば次のようなツールがあります。
(1) テンプレートHTML文書
定型的なものはフォームをつくり、それをテンプレートとして登録し、活用します。ホームページ制作ソフトにも、テンプレートがいろいろ付属しています。
なお、HTML文書ソースに、「コメント」( <!-- --> のタグで表す)を追加し、どこに何を入れるか指定しておけば、再利用や更新がしやすくなります。
(2) 素材集
画像やサウンドの素材集が数多く市販されています。ホームページ制作ソフトにも付録としてついています。またウェブ上でも、画像やサウンド・ファイルが様々なサイトで公開され、提供されています。素材集にはそれぞれ著作権が付随していますので、素材集のホームページでの利用にあたっては、作者(著作権者)による利用上の制限・注意事項を参照しましょう。
素材集を著作権との関係でみると、一般に次のように分類できます。
● 著作権との関係でみた素材集の分類
イ.有料のもの。
市販のソフトなど。一部利用に制限を加えているケースあり。
使用時は記載されている注意事項を参照のこと。
ロ.無料で自由に使ってよいもの。
ハ.無料で自由に使ってよいが、作者(著作権者)に連絡する必要があるもの。
ニ.無料であるが、商業的使用はお断り、非商業的使用なら許可のもの。
ホ.無料であるが、使用にあたり作者(著作権者)明記を条件としているもの。
このうちロ〜ホは、素材集がフリーソフトウェアとして提供されていることを意味します。
(3) データベース連動型のホームページ作成・管理ソフト
社内データベースが整備され、更新頻度の高い場合などに活用できます。どちらかといえば、初心者というより、中・上級者向きツールです。
ところで、最初にウェブサイトを立ち上げるときには、準備がいろいろ必要です。それで、ホームページ制作も含めて外注するのも一案です。たとえば、検索エンジン(Google他)で「ホームページ制作」「ウェブサイト制作」などのキーワードで検索すると、ホームページ制作業者がたくさん存在し、競い合っていることがわかります。
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