目次 【はじめに】 【1】(このページ) 【2】 【3】 【4】 【5】 【6】 【7】 【8】 【9】 【まとめ・参考文献】
ホームページ開設の手引き

 1.ウェブマスターを決める

 ホームページ開設は、会社にとって一つのプロジェクトです。新たにプロジェクトをスタートする場合、まずそのプロジェクトの担当リーダーを選定し、指名することになります。

 そこでまず、ホームページの制作を社内で行う場合でも外注する場合でも、ウェブサイト管理者、すなわちウェブマスターを決めます。このウェブマスターがホーページ開設プロジェクトのリーダーとなり、以下の作業を進めます。

 ウェブマスターが決まったら、つぎにウェブマスターを中心にホームページ制作チーム(以下「HPチーム」と略記)を編成します。このHPチームにスタッフを何人集めることができるかは、会社によりまちまちです。また社内に情報処理部門があるかないかによっても異なります。筆者の経験では、ウェブマスターの他、管理者代行ともう一人、つまり最低3名はスタッフがほしいところです。

 会社によってはHPチームのスタッフが確保できず、ウェブマスターが一人でHPチームの仕事全般を担当するケースも出てくるでしょう。このようなスタッフ不足に対して、ホームページの制作・管理を外注委託つまりアウトソーシングすれば、一人で十分やりくりできるという考え方もあるかもしれません。

 たしかに、この考え方には一理あり、筆者も否定しません。しかし、実際にホームページを開設すればわかるように、自社ホームページの内容を社内でチェックできる体制が整っていないと、いささか心もとないですし、また、ウェブマスターの心労や負担も大きくなりがちです。

 こういった仕事の偏りを避けるためには、融通の利くスタッフ配置が求められます。HPチームのスタッフ数を仕事量の大小によって増減するか、あるいは、必要に応じてHPチーム以外の部署から支援・サポートが受けられるような体制を整えておくとよいでしょう。

 このようにしてウェブマスターが決まり、HPチームのメンバーが確定したら、次に進みます。


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