ホームページの見え方
─ブラウザ・チェックリスト─
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1.まえがき
2.ブラウザ・チェックリスト
(1998/03/14更新)
1.まえがき
インターネットの WWW (World Wide Web の略) 上のホームページ文書は、HTML(ハイパー・テキスト・マークアップ・ランゲージ)と呼ばれるタグ言語を使って記述され作成されています。
一方このホームページを見るブラウザは、ブラウザの種類あるいはバージョンによりサポートする
HTML 言語のバージョンが異なったり、また独自の拡張・追加タグ(たとえばネットスケープ・エクステンションとよばれるもの)を使用していたりなど、ブラウザによりカバーされるタグの種類・数が異なるため、ホームページの見え方もそれぞれちがってきます。
ホームページ制作にあたっては、どのブラウザを使用しても大した支障なくホームーページが閲覧できるように心がけたつもりですが、ブラウザにより見え方が多少異なります。
ここでは代表的なブラウザを用いて、私共のホームページをブラウズした場合の見え方のちがいを表にまとめておきます。
2.ブラウザ・チェックリスト
使用ブラウザ:
ネットスケープ ナビゲータ および インターネット エクスプローラ (注1)
凡例:
○表示可、×表示不可
表 ブラウザ・チェックリスト
(1998/03/14更新) |
ブラウザの種類 |
ネットスケープ
ナビゲータ |
インターネット
エクスプローラ |
バージョン
(Version) |
2.02 |
3.03 |
4.04
(注2) |
2.0 |
3.02 |
4.01 |
アニメーション
GIF画像 |
○ |
○ |
○ |
△
(注3) |
○ |
○ |
表組みの中の
背景色および
パターン表示
(注4) |
× |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
表の外枠の
立体感表示
(注5) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
段落の右寄せ
タグのサポート
(注6) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
テキスト文字の
色付け (注7) |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
○ |
テキスト文字の
点滅 (注8) |
○ |
○ |
○ |
× |
× |
× |
テキスト文字の
スクロール
(注9) |
× |
× |
× |
○ |
○ |
○ |
フレームの
サポート (注10) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
Javaスクリプト
表示
(日付・時刻、
色の選択の
スクリプト) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
Javaアプレット
表示
(LED 表示板)
(注11) |
○ |
○ |
○ |
× |
○ |
○ |
© および
© コード
による 表示
(注12) |
△ |
△ |
△ |
○ |
○ |
○ |
コード
によるスペース
(空白) 挿入
(注13) |
△ |
△ |
○ |
○ |
○ |
○ |
表示画面の
文字コードを
変換したときの
WWWサーバ
への再アクセス
(注14) |
不要 |
不要 |
不要
(注15) |
不要 |
要 |
不要
(注15) |
- (注1)
ブラウザはすべて Windows 95/NT4.0 用の日本語版ソフトを使用し、主として
Windows 95 上で動作を確認しています。なお、ネットスケープ ナビゲータ 2.02
を除き、Windows NT4.0 上でも動作を確認しました。
- (注2)
ネットスケープ ナビゲータは Ver. 4.0 になってネットスケープ コミュニケータと呼ばれるようになりました。このネットスケープ
コミュニケータ 4.04 のブラウザ部分が、ネットスケープ ナビゲータ 4.04 となっています。
- (注3)
動画としてでなく静止画として表示されます。
- (注4)
表の中の <TABLE bgcolor=" "> や <TABLE background=" ">
などで指定した背景色・パターンの表示の可・不可です。(色指定の詳細については
「私のホームページ事始め 制作ノート 5. 色の指定」 を参照下さい。)
今あなたがご覧のこのページでは、背景パターン画像(下地)を指定した上で、ブラウザ・チェックリストの表の中を草色
(#ccff99) に指定しています。他のページも表のあるところは、表の中と背景(下地)とは、色・模様が異なるようにしてあります。
ブラウザのうちネットスケープ ナビゲータ 2.02 では、<TABLE bgcolor=" ">
や <TABLE background=" "> タグによる表の中の背景色・パターンの指定はサポートされていず、認識されません。したがって、ネットスケープ
ナビゲータ 2.02 をお使いの方は、このチェックリストの中は、背景と同じ模様に見えているはずです。
- (注5)
TABLE タグの border=" " で指定する枠の幅に対応しています。
- ここで「表 ブラウザ・チェックリスト」に使用した、表関連のレイアウトや背景色などのタグをまとめておきます。
<TABLE border="7" cellspacing="5" cellpadding="5"
bgcolor="#ccff99">
<TR><TD colspan="7" align="center"><B>表 ブラウザ・チェックリスト</B></BR>
……………………………………………
……………………………………………
</TABLE>
説明
border─枠の幅(ピクセル)
cellspacing─罫線の幅(ピクセル)
cellpadding─セル内の余白(ピクセル)
bgcolor─表中の背景色(RGB各成分の値の16進数)
colspan─セルを結合する列数
align─セル内の水平位置揃え
(セル内の垂直位置揃えは valign )
- (注6)
<P align="right"> </P> タグを詩のページの枠内その他で一部使用しています。サポートされない場合は左寄せとなります。
- (注7)
<FONT color=" "> </FONT> タグで色付けしたいテキスト部分を囲み、テキストの色はRGB各成分の値の16進数で指定します。
- (注8)
<BLINK> </BLINK> タグで点滅させたいテキスト部分を囲みます。インターネット
エクスプローラでは、この BLINK タグは無視され、通常の静止文字として表示されます。
- (注9)
<MARQUEE> </MARQUEE> タグでスクロールさせたいテキスト部分を囲み、表示スタイルを適宜指定します。ネットスケープナビゲータでは
この MARQUEE タグは無視され、通常の静止文字として表示されます。
なお、BLINK および MARQUEE タグを重ねて使用すれば、ネットスケープ ナビゲータでもインターネット
エクスプローラでも視覚的効果が得られるようになります。<オリバー通信>
ではフレームつきページなどで、このようなタグの使い方をしています。
- (注10)
<オリバー通信> ホームページは、フレームなしページ(No-Frames Version)
とフレームつきページ(Frame Version) の両方があります。あなたがお使いのブラウザにあった方をお選び下さい。
最近のブラウザはフレーム表示のサポートが当たり前になっていて、フレーム表示をサポートしないブラウザはめずらしくなりました。インターネット
エクスプローラ 2.0 はフレーム表示をサポートしていませんが、フレームなしページの確認その他に利用しています。
- (注11)
フレームつきページで LED 表示板 Java アプレットを使用しています。
(Java アプレットの読み込みに時間がかかるので、現在は LED 表示板は外してあります。)
Java アプレットを表示するためには Java サポートプログラムの起動が必要となります。この
Java サポートプログラムの起動にどれくらい時間を要するかは、Java コンソールを開くことによっても確認できます。
ネットスケープ ナビゲータ 4.04 では、メニューの [Comminicator] ─> [Java
Console] をクリックし、Java コンソールを開くことができます。
インターネット エクスプローラ 4.01 では、メニューの [表示] ─> [Java
コンソール] をクリックし、Java コンソールを開くことができます。
Java サポートプログラムは一度起動されると、同一セッションのあいだ作動しつづけます。
Java サポートプログラムの最初の起動に要する時間を比較すると、ネットスケープ
ナビゲータ 4.04 は 3.03 に比べ、かなり時間を要します。一方インターネット
エクスプローラ 4.01 は 3.02 と比べ、多少時間を要する印象を受けます。
なお、Java サポートプログラム起動に要する時間は、使用中のパソコンの処理能力(搭載CPUの処理速度など)によっても大きく左右されるようです。それで、手元のパソコンのブラウザで
Java の起動状況を実際にチェックし、把握しておくとよいと思います。
- (注12)
著作権表示記号 (copyright sign) は欧文の場合 "©" コードが使用できます。ところが日本語表示にすると、このコードは半角「ウ」にあたるので、代わりに
"©" コードを著作権表示記号の表示に使用することがあります。
またタイプライターでは (c) や (C) が代用としてよく使われるので、それを使用することもあります。<オリバー通信>
のホームページでは (c) を採用しています。
"©" および "©" コードによる の表示は、
- インターネット エクスプローラでは欧文・日本語表示共に可。
- ネットスケープ ナビゲータの場合、 2.02, 3.03 では欧文表示で可、日本語表示では、 の代わりに「ウ」(半角)が表示されます。また 4.04 では欧文表示で可、日本語表示では、 の代わりに (C) が表示されます。
- (注13)
たとえば MS-IME 日本語入力システムでは、[Ctrl]+[Shift]+[Space] キーを押すことにより、全角スペースを入力することができます。この全角スペースを日本語表示のブラウザで見た場合、入力した全角スペースの数だけスペースがあいて表示されます。
一方 Space キーを押して得られる半角スペースは、Space キーをいくら繰り返し押しても、ブラウザで見ると1個分のスペースしかあきません。それで、欧文の場合
" " コードをスペース挿入に使用することがあります。
" " コードによるスペースの挿入は、
- インターネット エクスプローラでは欧文・日本語表示共に可。
- ネットスケープ ナビゲータの場合、2.02, 3.03 では欧文表示で可、日本語表示ではスペースの代わりに「・」が表示されます。なお、4.04
では、欧文・日本語表示共に可です。
- (注14)
表示画面の文字コード・セット(日本語自動判別・JIS・シフトJIS・EUC、欧文など)を変更すると、ネットスケープ
ナビゲータ 2.02, 3.03, 4.04 やインターネットエクスプローラ 2.0, 4.01 では、キャッシュ内に保存されたデータがふたたび読み込まれ、選択した文字コードで表示されます。
インターネット エクスプローラ 3.02 では、文字コード・セットを変更すると(キャッシュ内の保存データを読み込まずに)、改めて対応するURLのWWWサーバにアクセスし、データを取り込んで表示します。そのためデータ再読み込みの時間が余分にかかります。
- (注15)
インターネットエクスプローラ 4.01、ネットスケープ ナビゲータ 4.04 ともに、オフラインでの作業が前のバージョンに比べやりやすくなりました。
(Ver. 2.05 2004/10/01)
Copyright (c) Koichi Horiba, 1998